小学生のとあるチームで、10年以上大会で優勝経験のないチームが、今年は優勝争いをしています。そしてリーグ最終節、これに勝てば優勝ですが、事件が起きました。
後半ロスタイム、スコアは0-0.そのとき、このチームの子が、誰がどうみても明らかなダイブをし、審判の笛がなりました。誰もがこの子のファールになるだろうと思っていましたが、審判はあろうことか、PKの合図を出してしまいました。相手選手はもちろん、場外も大騒動です。
でもこのPKを決めれば、ほぼ優勝間違いなしです。10年ぶりで、しかも、優勝賞金も出ます。チームはお金も名声も手に入れることができます。
さあ、あなたがこのチームの監督なら、この時どんな行動をとりますか??
2日目は終日室内で講義でした。
今回は、日本でコーチをされている方も数名参加されています、もちろん日本で指導者資格も取得しています。
しかし皆、口をそろえて
「日本と教わることが違う。」
ということでした。
これには僕もビックリでした。
イギリスは、多様な民族が多く、非常にグローバルな国です。だから教育に関しても非常にデリケートで、それがサッカーの指導にも非常に大きく表れているというのを強く感じました。
冒頭の質問もそうですが、サッカーだけというよりは、サッカーの本質というか、人としての本質というか…
育成年代は、サッカー選手としての教育ももちろんですが、もっと人としての深い部分がそれ以上に重要視されているんだなと思いました。
だからそれだけ、コーチといのは非常に重要な位置づけにあります。
この日は応急処置も学びました。子供の命を預かるのでこういったこともしっかり習得しなければなりませんね。