タグ: ダルムシュタット
ダルムシュタットキャンプ〜日本人練習〜
誕生祭で静まり返った街の中、グラウンドで身体を思いっきり動かし、ドイツ料理を堪能。さらには、ドイツのサッカー文化をテレビから感じる1日でした。
ドイツ・ダルムシュタットキャンプ
4/2 9:00
朝食後、ダルムシュタットトップチームのトレーニングを見学に。
もうダルムシュタット市内ならコーチ無しでも移動できそう?
ダルムシュタットのスタジアムに隣接する練習施設。サポーター用のバーが必ず用意されているドイツのサッカー環境。
10:00
選手達が続々現れ始めた。
現地メディアも同じタイミングで慌ただしく動きだす。
元ドイツ代表のスター、現ダルムシュタット監督「フリンクス」(左)とコーチ陣との貴重なショット。
ババック氏の友人、マリオ選手。
昨日の試合に出場した選手。本日はリカバリーのみ。
メディア対応に忙しいマリオ選手。
帰り際のフリンクス監督を捕まえた!
トルステン・フリンクス(wikipedia)
サインマスターのシンヤ、チームのムードメーカーだ。
11:30
練習施設を後にしランチ。
ダルムシュタット駅前、ソーセージを扱うレストランに入店。
部屋に戻る前に必ず寄るスーパー。
空港の免税店で売っている様な品物も安めに購入できる。
バカンスや休日のために生きる欧米人。
日曜日の午後、ドイツの街はほぼゴーストタウン。
開店している数少ないスーパーはお客さんでごった返しだ。
そして「お客様=神様」という文化はない。
日曜日に働いている店員は少し不機嫌?
「コーチ、あのレジの店員、品物の扱いメチャ悪いですよ!」
日本の店員と比べると、明らかに冷たい。
それが普通。
客と店員の間に優位性は無い。
それも勉強。
「先輩後輩、上下関係の薄いヨーロッパ」
我の強さ、自己表現が必要とされるプロサッカー選手やワールドクラスのアスリートを大量に育て上げるキーポイントかもしれない。
部屋で小休止の後は...
ホテルの目の前にある金網グランドでストリートサッカー!
1週間、最高の環境でしかプレイしてなかったから、初心に戻らないと...
イブラヒモビッチ、アザール、スアレス、ジダン、etc... 偉大な選手は皆、細かいルールや制限の無いストリートサッカーで技を磨いてきた。
濃厚だった1週間も今日で終了。
ホテルでの最後の晩餐は、好評だったカルボナーラとピザマルゲリータ。
1人1人、キャンプで感じた事を発表。
ドイツのピッチでプレイできるのも、試合観戦するのも、日本人の中では少数派。神様に選ばれた者のみ。渡航したくても実現できない選手の方が圧倒的に多いのが現実。
経験した事を持ち帰り、地元の仲間達の前で表現してください、伝えてあげてください。
さあ、故郷までの長旅が待っている。
家に着いて、親が安心するまでがキャンプ。
最後まで集中して帰ろう。
ドイツ・ダルムシュタットキャンプ
本日、午前中はフリー。
皆、昨日まではトレーニングや練習試合で忙しかった分、爆睡した模様。
12:00
フランクフルト試合観戦前に市内観光。
市庁舎までの道のりで見付けたカフェで休憩。
やっとあり付けたソーセージ。
構わずバーガーを食べる者も。
市内のカフェともなると値段が張る。
ユーロ通貨加盟国の中でも1番物価が高いのはドイツ。ヨーロッパをコントロールする国と言われている。
マクドナルドのセットメニューは約7ユーロ。
日本よりも高い。
そしてやはりビールが伝統。
周りの大人は常時お花見状態。
酒好きにはオススメの国です。
食後の散歩、市庁舎前へ。
メジャーな観光地ではイベントが豊富。
土産屋、行列の絶えないアイスクリーム屋、メジャースポットは楽しい。
一休みして、さあ、試合観戦だ。
電車の中で既に応援合戦のチャントが鳴り響く!
先日、ツアーの時に通った道だとは思えないほどの人混み。
1つ1つの技術が高い。
プレイにくぎ付けだ。
入場者数51,000人。
残念ながらスコアレスドロー、あのPKを入れていればホームフランクフルトの地鳴りが体感出来たのに、次回へ持ち越しか?
帰りも満員電車。サポーターはビール片手に盛り上がりっぱなし。
ダルムシュタットに到着。
「あー、なんか地元に帰って来た感じ」
明日はダルムシュタットトップチームの練習見学。
残り2日、ドイツを満喫しよう。
ドイツ・ダルムシュタットキャンプ
3/31 7:30
おはようございます。
ホテルの朝食はBuffet形式、パン、ハム、ヨーグルト、フレークス、ゆで卵。1日の始まりはドイツで一番ヘルシーな時間になります。
キャンプ、実質平日ラストの金曜日。
午前はダルムシュタットでのクリニック。
今日も様々な事を学ぼう。
ホテルのブラウザー、ティーンのヒーローヒカキン人気はドイツでも。
早目にダルムシュタット施設に到着。
本日のコーチは「マクロス」さん。
第一印象「アジリティ、テクニックに優れた選手達ですね。」
コーナーに選手を置きスペースを存分に使ってのパスゲーム。
攻守の切り替えの激しい対人トレーニングを終え最後はゲーム形式のメニュー。
日本の礼儀作法に興味を持つマクロスコーチ。
「ドイツの同世代選手に比べ礼儀がなっている。自国の子は皆、わがままです」と感心していた。
この環境でのトレーニングを体感できるのは日本人の中でも少数、日に日に自信をつける若い選手達。
異なるピッチ、異なる選手とぶつかり合い自然と上達するのがサッカー。
16:00
夕方、グリースハイムへ移動しカテゴリー別に練習参加。
U-12
年代的には足元の技術向上を重視したメニューが目立った。「筋肉が出来上がるまでは沢山ボールに触らせます。」
怖いもの知らずジェネレーション、全く物怖じせずに現地の選手とコミュニケーションを図る。
対照的に思春期ジェネレーションのU-14。
日本の選手同士でどうしても固まってしまう所は、もう少し期間が必要?
ゲーム前、ドイツ人選手と積極的にコミュニケーションを図る選手も。短期間での大きな成長が伺われる。
ゲームで活躍した選手。
自分を出し切れなかった選手。
各々、課題はある。
全て、成長のため。
お気に入りのケバブ屋。
過密日程でのトレーニングを終え一段落。
明日はフランクフルトで試合観戦!
ドイツトップレベルのプレイを堪能しよう。
ドイツ・ダルムシュタットキャンプ
3/30 9:30
キャンプ4日目、トレーニングの疲れが蓄積されてくる頃。いくら寝ても朝は眠い?
朝の主食はパン。
さあ、しっかり食べてトレーニングだ。
グリースハイムへ移動。
今日は2部練習。
ババック氏のクリニック。
「皆、4日目で披露が溜まっているね。楽しいゲーム中心のメニューにしよう。」
さすがのティーンネージャーにも海外遠征の疲れが見えてきた。
それでもゲームになると初日よりも激しい。
ドイツサッカーの影響を良い形で受けている。
ビールとソーセージが伝統料理となると子供には食事が優しくないドイツ。
しかし、トルコ系が構える食材は好評。
ケバブ、ピザ、チキン、ポテト。
日本料理の様な繊細さはないがダイナミックで濃厚な味。
「白いゴハンとか味噌汁は、日本で食べれれば良くね?」
成長が伺われる。
午後はババック氏の発案で急遽、グリースハイムU-14とのトレーニングマッチが計3本組まれた。
25分 × 2本
25分 × 1本 (国際交流戦)
体格差に圧倒される新中学1年生もいる中、序盤に先制点を奪う。しかし正ゴールキーパー不在の中、チームのバランスが崩れ最終的には前後半で4失点。
各々、通用する部分、通用しない部分を見出し貴重な試合経験を積んだ。
3本目の国際交流戦は和気あいあい。
積極的にコミュニケーションを図る選手、シャイな選手、様々だ。
激しい試合を終え充実感が見えた。
急遽行った貴重な練習試合、様々な事を感じ取って成長の糧にして欲しい。
「君が今日のMVPだ。」
「え?オレ?」
良かった選手にはストレートに気持ちを伝えるドイツ、ヨーロッパの哲学。
「平等」という概念はサッカーに必要ない。
いい仲間が出来た。
さあ明日はダルムシュタットでのトレーニングだ。
主食になりつつあるイタリアンとトルコ料理。
数日前より少し逞しくなってきた?
メンバーの絆もここに来てかなり深まり、試合の後でテンション高め。
残り4日間、思い切り楽しもう。
Boys be Ambitious !!
ドイツ・ダルムシュタットキャンプ
3/29 6:30
本日は早めの朝食を取り、まずはドイツブンデスリーガ、長谷部選手が所属するクラブチーム「Eintracht FRANKFURT」の本拠地、Commerzbank Arenaのスタジアムツアーへ。
通勤ラッシュ時の移動。
ヨーロッパの鉄道にも大分慣れてきたかな?
最寄り駅の出口を左へ、長い林道を抜けて行くと大きなサッカー専用スタジアムが目の前に。
試合観戦の日が楽しみだ。
スタジアム案内役のブルガードさん。
クラブチームの歴史からVIPの対応方法、様々な詳細を説明してくれました。
様々な角度からスタジアムを堪能。
長谷部選手のチームの偉大さが伺われる。
「ここでプロになれたら...」
トップ選手メディア対応のミックスゾーン。
こんなスタジアムで、満員のサポーターの前でゴールしたら...
続いてファンショップ。
選手達の集中力は練習中よりも買い物中が上?!
買い物終了!
さあ腹ごしらえ、そしてダルムシュタットに戻って午後の練習だ。
今日は元ブンデスリーガー(現ダルムシュタットU-19コーチ)のルマンさん。
主に基礎、そして対人の重要性を強く選手に伝える指導者だ。
ドイツキャンプも終盤、 明日からは後半戦。
休んで明日も暴れよう!
Do your Best young players !