こんにちは、ユーロプラスインターナショナルです!
私たちは、その選手の能力や将来の目標に合わせて最適な留学、トライアウトプロジェクトをご提案しています。
ドイツ7部に所属しているSVW Mainzで右サイドを主戦場に中心選手として活躍している中嶋隼斗選手。高校時代に短期間ヨーロッパでプレーした経験もある中嶋選手に、高校卒業後ドイツへ渡った経緯やドイツサッカーで感じること等、色々話を聞いてみました。
高校時代のスペインでの経験
愛知県の同朋高校サッカー部でキャプテンを務めていた中嶋選手は、高校のコーチの知り合いの方の繋がりで高校3年生の春休みにスペインで行われたサッカーの大会に参加するために2週間弱渡欧しました。そこで感じた事、経験した事が中嶋選手には非常に刺激的で貴重な時間だったようです。
当初は高校を卒業してからは再びスペインへ渡ろうと考えていたそうですが、住み易さだったり、チーム登録における外国人枠の関係もあり、まず1年目は外国人枠を含めて環境的にも馴染み易そうなドイツを勧められたため渡独を決意しました。
高校時代の渡欧経験が彼自身に与えた影響は小さくなく、卒業後は大学進学ではなくヨーロッパでサッカーをするという決断をします。「日本の大学サッカーもレベルが高いですけど、『部活』として活動していくことにそこまで魅力を感じなかったというのがあります。部員のサッカーに対する熱量にバラつきがあるというか…そんな印象がありました。でも、スペインでやった時にそこのクラブに所属している選手全員がサッカーに対して強い熱量を持っていて、言語は分からないなりにプレーや態度で何となく感じるというか。それが印象に残っています」と話してくれました。
所属チームの印象
「サッカーに対する熱さは部活で体験したものとは違います。普段は仕事をしたり家族との時間を大切にしたりっていう選手たちが、サッカーになると急に熱くなったりする。そういう経験が出来る環境は自分にとっては正解だったのかなって思います」と答えてくれた中嶋選手。
天然芝と人工芝が完備され、トレーニングウェアはチームの用具係が練習後に洗濯して次の練習までに各選手のロッカーに一式揃えて準備してくれている…というSVW Mainz。7部のクラブではありますが、割と手厚くサポートしてくれる印象です。これに関して本人もクラブの環境面には少し驚いたようで、「(ウェアの洗濯ぐらい)自分でやるのに」と言っていました笑
高校では『自主的に考えて行動することを学んだ』という事から、このような待遇が新鮮だったみたいです。
7部リーグでのプレー
よく海外では練習の時と試合の時の強度や本気度が違うというようなことも言われますが、「自分のチームは練習と試合とでそこまで違うという事はないです。練習も試合の時と同等の強度で行われる感じです」との事。
冒頭にもある通り、右サイドでプレーする中嶋選手は日本では主に右SBでプレーしていたそうですが、ドイツでは1列前の右サイドハーフでプレーすることが多くなっています。レギュラー選手として試合に出場していますが、本人的には本来得意とするポジションとは異なる位置でのプレーに対して「納得いくプレーが出来ていない」ため、しっかりアジャストしたり、足りない点を改善していこうと模索しているそうです。
7部リーグに関してはすごく良いサッカーをするチームもあれば、「こんなところに負けてしまうのか…」と思ってしまうようなチームもあったり。
上位に位置する4チーム程度は「ビルドアップが上手く、ボールを取られないしプレスに行きづらい。パススピードが速くてインターセプトに簡単に行けないことが多いです。ここに勝つのはイメージしにくい」くらい良いサッカーをするという印象があり、あとは「その日によって試合の結果が変わりそう。(今回は勝ったとしても)次やったら負ける可能性もあるし、その逆も」と語るように、上位陣以外は所属リーグのチームのレベルに大きな差は感じないとの事。
ワンツーだったりで、複数人で崩すような展開が多いとも感じているようです。
チームの地域との繋がりも印象的なようで、試合後にサポーターの人に「良かったよ!」と声を掛けられることも多いと話してくれています。
海外での目標
現時点ではまだ明確に目標を定めているわけではないそうですが、ドイツで上を目指すことも視野に入れつつ、いずれは高校時代にプレーしたスペインで上のレベルに到達する事を目標にしている中嶋選手。出来るだけ上のレベルでプレーすることを目指すが、あまりにも大きすぎる目標を立てるのではなく、まずは現実的に達成できそうな目標からクリアしていき、少しずつ階段を上って行きたいというリアリストな面も持っています。
加入当初からチームで中心選手として活躍し、得点にも絡んでいる中嶋選手の後期の活躍にも注目したいと思います!