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今回は、あの世界的に有名なエナジードリンクのメーカー、Red Bullがスポンサーのクラブ “RB Leipzig” について紹介していきたいと思います。
ドイツの東部ザクセン州に属する人口約59万人の都市 Leipzig。バッハのゆかりの地として有名なこの音楽の街をホームとするのが RB Leipzig。
2009年に飲料メーカーのRed Bullが当時ドイツ5部リーグでプレーしていたSSV Markranstädtを買収し発足したのがこのクラブ。
ドイツではBayer Leverkusenを例外とするが、原則として親会社の名前をチーム名に入れてはならないとなっています。そのためこのクラブの “RB” とはRed Bullの略ではなく、”Rasen Ball Sport” (芝生球技)の略としてつけられています。
買収後はその豊富な資金力で大きく補強し破竹の勢いで昇格していきます。
2009~2010シーズン
5部リーグ優勝、昇格
2012~2013シーズン
4部リーグ優勝、昇格
2013~2014シーズン
3部リーグ2位、昇格
2015~2016シーズン
2部リーグ2位、昇格
発足から7年でブンデスリーガ1部まで昇格していきます。そして昇格後1年目にして2位という順位でシーズンを終了し、クラブ史上初のCL出場権を獲得しました。
当時のRB Leipzigは、Red Bullの巨大資本による成金クラブの象徴として多くの他クラブのファンから嫌われていました。
特に2016~2017シーズンのドイツ国内カップ戦DFBポカールで行われたRB Leipzig対 Dynamo Dresdenの試合で起こった、Dresdenサポーターによる “牛の頭投げ込み” 事件は強烈な印象を残しました。
現在このクラブの監督を務めるのが Julian Nagelsmann氏です。
2016年にTSG Hoffenheimの監督にブンデスリーガ史上最年少の28歳という若さで就任。
2016~2017シーズンでは4位という成績にクラブを導き、クラブ初のCL出場権を獲得しています。
監督としての能力を高く評価され、2018年にはReal Madridからオファーがありながらそれを断り、2019~2020シーズンからRB Leipzigを指揮する事になりました。
ハイプレスサッカーを土台とし、更にポゼッションの要素を加えゲームを組み立てる事に取り組み、中央での数的優位をつくりながらゲーゲンプレッシングしショートカウンターに転じる。試合を見てるとまさにドイツサッカーらしい戦い方を見る事ができる。
今シーズンでは前期シーズンを首位で終了し、現在25節までの順位は50の勝ち点を集め3位。ゴール数はBayern München、Borussia Dortmundに次いで3位となっています。
チャンピオンズリーグでは、
フランスのOlympique Lion、ポルトガルのSL Benfica、ロシアのFC Zenit と同じグループの中首位で通過。
ベスト16ではJose Mourinho率いるTottenhamに2ndレグ通して4-0と勝利し勝ち進んでいる。
このチームの得点源となっているのがドイツ代表でも活躍するTimo Werner。
23歳という若さで今シーズンは24試合で21点ものゴールを奪っています。
このチームの平均年齢は22.9歳。
若い世代の選手の活躍がとても目立つクラブで、近年ではJulian Nagelsmannのアグレッシブなサッカーに好意を持ち、ドイツのスポーツ雑誌 “Bild” のアンケートでもファンの数が増え続け以前のような嫌われクラブではなくなってきたようです。
トップリーグから下部リーグまで様々な状況があり、ファンの数やダービーなどサッカーを楽しむコンテンツがドイツには多くあります。
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