【ドイツ】指導者留学の高橋コーチとユース年代の欧州チャンピオンズリーグを観戦!!

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こんにちは、ユーロプラスインターナショナルです!

私たちはその選手の能力や将来の目標に合わせて最適な留学、トライアウトプロジェクトをご提案しています。

12月の中旬に、FC BASARA Mainzの高橋怜央コーチと育成年代の欧州チャンピオンズリーグである「UEFAユースリーグ」のバイヤー・レバークーゼンvsインテルの試合観戦に行ってきました!

ユースリーグは欧州チャンピオンズリーグに出場しているクラブのユースチームがトップチームと同じ日程で同じ対戦相手と試合をするレギュレーションになっているため、ユースリーグも今シーズンからは4チーム×8グループのシステムが廃止され、トップチームと同様の出場36チームが1つのグループで戦う(少し複雑な)方式になっています。

その中でホームのレバークーゼンは5試合終了して2勝1分け2敗で36チーム中21位、対するアウェーのインテルはここまで5戦全勝で堂々の首位。

グループリーグ以降はトップチームのチャンピオンズリーグとは異なり、グループリーグ22位までのチームと、プレーオフ(トップチームが欧州CLに参加していないが、各国の国内のリーグ戦で優秀な成績を収めているユースチーム同士のプレーオフ)を勝ち上がった10チームがベスト32に進み1発勝負の決勝トーナメントで戦います。

ちなみに、昨シーズンはマインツ05のユースがこのプレーオフから勝ち上がり、決勝トーナメントでもバルセロナやマンチェスターシティなどを次々と破ってベスト8まで進んでいます。(準々決勝でポルトに敗戦)

ゆっくりと鈍行電車に揺られながら向かうつもりでしたが、列車の運休などがあり、このままでは間に合わないので急遽ICE(ドイツの新幹線)に乗ってケルン方面へ。

無事(と言うか予定より少し早めに)到着しました。

レバークーゼンの育成カテゴリーは、ユースブンデスリーガやUEFAユースリーグを入場無料にしているためタダでユース年代最高峰の試合を観ることができます!!ありがたい!!

両チームのウォーミングアップを見つめる高橋コーチ。

ホームのレバークーゼンがぶっちぎりでトップのインテル相手にどこまでやれるのかといった点が楽しみです。

インテルは後方から右サイドの高い位置へ斜めにボールを配給し、サイドハーフとサイドバックとで徹底的に大外で攻撃を仕掛ける狙い。左サイドは殆どサイドチェンジをするために一度ボールを預けるだけの経由地のような感じで、左右非対称に攻撃がデザインされていました。

試合は序盤こそインテルの徹底したサイドアタックに押し込まれる展開が続いたレバークーゼンでしたが、しぶとく耐えながら徐々にペースを握っていきます。

スピードを活かしたドリブル突破や、サイドの攻防で勝つシーンが増えていき中盤以降はレバークーゼンがある程度ペースを握ってゲームを進めることができていた印象です。

ただ、お互いに決定機のやフィニッシュシーンの創出までは至らない展開も長く、イージーなミスも散見されました。

でもそれが逆にリアルというか、普段ブンデスリーガやプレミアリーグ、欧州チャンピオンズリーグなどをテレビや配信で観ていると、ほとんどイージーなミスをしない世界の中でのサッカー観戦が当たり前になっています。

プレーのスピード感は当然速いし、ユース年代の世界最高峰なのでレベルはすごく高いですが、とは言え技術的にはまだ完璧ではなく、想定外のミスがプロに比べれば起こる頻度の高い育成年代のサッカーを現地で観戦して空気感や緊張感を感じることも大切だなと改めて感じました。

互いにチャンスを生み出せない展開が続きましたが、違いを作り出したのがやはり個の力。前半からテクニカルなドリブルでリズムを作っていたインテルの右サイドの選手が鋭い仕掛けでDFを剥してゴール前に折り返し。このボールをレバークーゼンがクリアしきれず、ややルーズになったところをインテルの選手が蹴りこみようやくスコアが動きました。

結局このまま試合は終了し、インテルは参加チーム唯一のグループリーグ全勝!!

対するレバークーゼンは24位になり、グループリーグ突破とはなりませんでした。

大人のトッププロの試合だけでなく、育成年代の試合も非常に緊張感があり、色々と勉強になることも多かったです!

高橋コーチもこの試合から感じることが沢山あったと思います!

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