こんにちは、ユーロプラスインターナショナルです!
私たちはその選手の能力や将来の目標に合わせて最適な留学、トライアウトプロジェクトをご提案しています。
プロ選手を多数輩出し、その「育成力」で高校サッカー界では一目置かれている存在でもある大阪の強豪・興國高校で今年度背番号10を背負っていた久松大燿選手がドイツでのトライアウトに挑戦しました。
渡独する前にはオーストリア、ポルトガル、セルビアの3ヶ国でトライアウトを経験しており、ドイツで4ヶ国目。既にその3ヶ国ではいくつかのクラブから打診は受けていますが、さらなる可能性を模索しにドイツでもチャレンジしに来ていました。
ドイツではSVダルムシュタット98のU21と、SVエルバースベルクのセカンドチームのトレーニングに参加しました。
どちらのクラブもトップチームがブンデスリーガ2部に所属しているプロクラブです。
ダルムシュタットU21では参加初日のトレーニングこそ公式戦翌日の控え組中心の少人数でのトレーニングでしたが、翌日のトレーニングでは試合に出ていた選手たちも合流してしっかりとした強度でのトレーニングをこなすことができました。
アスレティックトレーナーによるw-up、グループごとの簡単なパス&コントロールのあとは2エリアに区切ったポゼッションのセッションへ。
オフェンス側はフリーマンを交えてしっかりとボールを保持し、ディフェンス側はボール奪取したらミニゴールへシュートするか逆エリアに展開してポゼッションの攻守交替というルールで。
久松選手はエリアチェンジ後、攻から守に切り替わった際の守備に何度も積極的に参加し、ボールに対する執着心をしっかりと見せていたと思います。
その後はゲーム形式のトレーニング。日本ではサイドのポジションをやることが多いと言っていた久松選手でしたが、ここでは中盤の底でプレーしました。
自分でも「スピードで縦に突破するタイプではない」と言っていたので、中盤でシンプルに捌いて攻撃のリズムを作りながら、時には中央から空いたスペースにスルスルとボールをドリブルで運ぶプレーがアクセントになっていたと思います。
守備でいかにボールを「奪い」に行けるか、強くアタックできるかどうか…という点に関して日本とは大きな違いを感じたとのことだったので、その違い経験することができただけでも大きな収穫ではあったのかなと思います。
翌日はエルバースベルクのセカンドチームのトレーニングへ参加。
練習グラウンドの立地はかなり田舎(笑)。周りは街灯も無いような場所だったため、入り口に迷いました(笑)
小雨が降り、気温もかなり低い中でのトレーニング。
パス&コントロールで体を温めてゴールを背中合わせにしたポゼッション&フィニッシュのトレーニングを行い、ゲーム形式で締めという流れ。
6部に所属するセカンドチームではありますが、シュートの意識とシュート精度・威力はレベルが高かったように感じました。
ゲーム形式では特にシュートで終わる場面が多く、かつそのシュートのほとんどがしっかりと枠をとらえている印象でした。守備ももちろん激しかったので、良い強度の中でトレーニングができていたと思います。久松選手も「パス&コントロールはそんなにレベルは高く感じなかったけど、対人とかゲーム形式になると急に強度が上がる」と感想を話してくれました。
今回のドイツ滞在は1週間弱の弾丸日程ではありましたが、ブンデスリーガの下部組織でトレーニングを積むことができたのは良い経験になったのではないかと思います。
ドイツに限らず欧州でサッカーをしたことで、特に守備の強度の違いを実際に自分で感じることができたのは大きかったと思いますし、より一層レベルアップするためのヒントを得ることができたのではないかと思います。
久松選手のポテンシャルならもっとできるし、もっと成長できるはずなので、今後の彼の活躍にも注目していきたいと思います!