【ドイツ】冬季中断が明けてドイツサッカーは後期シーズン再開!アマチュアクラブはどう過ごしている?

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1月に入り、徐々にドイツのアマチュアカテゴリーも本格的に活動が始まってきています。

冬季中断を経て後期シーズンに向けどのような準備期間を過ごすのか、ドイツのアマチュアクラブに関してDFB(ドイツサッカー連盟)が発行している雑誌に記載されているので少し紹介したいと思います。

ドイツのシーズンピリオダイゼーション(期分け)

まず、ドイツのサッカーシーズンは大きく2つに分けられ、7月~12月までの前期と1月~5月(場合によっては6月の初頭にかかる場合もあり)の後期に分類されます。

地区によって公式戦の開始時期が多少異なる場合もありますが、基本的には前期日程は8月の2、3週目にリーグ戦が始まり(1週前にドイツカップなどのカップ戦が入る)、後期日程は2月後半か3月の頭から始まります。

夏のシーズン開始時は「新チームの構築」というニュアンスが後期に比べて強い印象がありますが、冬季中断明けは前期で積み上げたもののブラッシュアップや質的な向上が求められることから前期の準備期間とは違うアプローチも必要になります。

個人戦術やグループ戦術に時間が充てられることがある前期に対して、シーズン前半の修正点・課題等に応じてチーム戦術の部分によりフォーカスして活動を行うチームも多いと考えられます。アマチュアクラブはプロクラブに比べて活動回数が少ない(リーグレベルにもよるが週3回が基本。下位リーグのクラブではトレーニングは週2回のところも多い)ため、後期になって腰を入れてチーム戦術に入っていけるという感じでしょうか。

フィジカル面に関してはアマチュアクラブはプロクラブとは異なり、予算的にテクノロジーを駆使したコントロールが実質不可能なため、クーパーテストやYo-Yoテストなどのような手法で体力レベル等の計測を行うクラブが殆どです。

練習ができないことも!?

冬季期間で問題になるのがグラウンド問題。ドイツの冬は寒さが厳しく、グラウンド状況が悪く使用が禁止になることも多々。特に天然芝のグラウンドは12月~3月まで全面的に使用禁止になることもありますし(私が以前所属していたクラブではそうでした…)、土のグラウンドも基本的には使用が認められていませんでした。人工芝のグラウンドであっても、気温が低くグラウンドが凍結してしまう影響で使用禁止になることもあります。

その為冬の時期は体育館やフットサルコートのような施設でトレーニングをすることも珍しくありません。

サイズが狭くなかなか「サッカー」のトレーニングをする事が難しい状況となることも多いですが、ドイツではその辺りを上手くやりくりしてシーズン準備をする…という印象です。以前のブログでも紹介した、室内サッカーの大会等に参加してコンディショニング調整するチームも見受けられます。

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