4日目 (大会最終日)
12/21 9:30
「うわー、スペインっぽい!」
それもそのはず。
ベルナベウ、試合会場、ホテルの往復を全てバス移動で行なっていたが上、4日目に来て初めて、素直に実感した事であろう。
太陽の国スペインの首都マドリード、中心街を堪能。
14:00
昼食、休憩。
17:00
最終戦(リーグ3位同士の順位決定戦)
高橋
渡邉 今川
諸井
古平 武内
遠藤 榎田 三好 今川
山崎
Substitute: 村上、日高、河合
毎試合接戦を演じてここまで来ている関東トレセン選抜。「引き分け→負け」と続いていてラストは勝利で締めくくりたい。コンディションは万全。言い訳はできない。
負けは、日本に帰るまでの雰囲気に多大な影響を及ぼし、半年間行なってきた活動の締めとしては全く相応しくない。
しかしサッカー、相手がいて初めて成り立つスポーツ、ぶつかる相手はスペイン人。
そんなに甘くはない。
入りの良かった前半であったが8分、相手の強烈なミドルが決まり先制される。決定力を見せ付けられる。しかし、自分達のサッカーを貫く関東選抜、諸井からのスルーパスに抜け出した渡邉がスピードを生かしキーパーと1対1、巧く爪先で押し込み同点にする。機動力で上回る関東選抜、中盤での主導権を握りながら試合を進め、前半を1-1で折り返す。
後半、ここからが本当の勝負。前半、前線でスピードを生かし決定機を多数演出、相手にダメージを与え続けていた高橋に代えて村上を投入。
後半18分、相手陣内、左サイドの深いエリアでプレス、慌てて出たバックパスをキーパーが処理しきれず、こぼれ球に反応した諸井が押し込み逆転。
ここからチームは一気に波に乗る。
武内からの丁寧なパスで裏へ巧く抜け出した村上。キーパーが飛び出すものの左へ流れ冷静に決めた。留めに、右サイドを個人技で抜け出した諸井からスピードのあるクロス、日高ニアで合わせ4-1。
勝負あり。
相手は苛立ちを隠せず、試合が荒れ始めた所で終了の笛が鳴った。
ラストゲーム、勝利で締めくくった。
笑顔、充実感、安堵。
活動の集大成。
ラストゲーム。
勝ちというシンプルな結果が与えてくれる感情は、計り知れない。これで「楽しく」帰れる。
「海外に来て、スペイン人とピッチ上でぶつかり合って最初に思った事は、1つ1つのプレイに対する気持ちの入れ方、勝ちに対する拘りの次元が違う事。分かってはいても、体感無しでは理解のできない重要な事に気付きました。」
その経験は、一生、財産になる。
親に感謝。
さあ、ゆっくり休んで、日本に帰ろう。
全選手、お疲れ様でした!
It was a fantastic journey !