FITA 東北タイ遠征3日目(大会決勝ラウンド)

4697

予選5試合目vs APSS B(香港)

昨日の勢いそのままに、立ち上がりからフルスロットル。皆が集中し、相手に圧力をかけていく。そして5分、アキの前からの激しいチェイシングで相手が横パスで逃げ、そこもさらにアンジが猛プレス。相手のミスを誘発、ボールをかっさらったアンジからアキへ。

そのままゴール。

練習通りの前からの連動した守備からのショートカウンター。

素晴らしい!

その後、試合は拮抗し、なかなか点の入らない嫌な展開に。案の定、、相手のミドルシュートが炸裂。失点してしまう。

このまま引き分けで終わると思われたラスト1分。DFのリュウキ、カイシの激しい守備と粘りから前線のカイトへ。さらに相手を引きつけて、サイドでフリーになったショウマが中にカットイン。ここというタイミングでショウマへ。

正確なコントロールからGKの逆ネット流し込む。

逆転勝利!

結果:2-1○(アキ、ショウマ)

予選6試合目vs BSS2004FC(タイ)

今大会1番の優勝候補。

相手の強力スリートップに体格に優れるDF2枚。ここをどう攻略するか。

立ち上がりから相手の圧力に押され、こちらも後て後てのプレーが続く。そんななか立て続けに失点。終わってみれば4失点。

予選で良かったの一言。。

ただ、チャンスはあった。失点をゼロに抑えれば勝てる相手。

みなで練り直して、リベンジを狙う。

結果:0-4●

この結果、Aグループ2位で予選通過。

そして、決勝トーナメント準々決勝。

対戦相手は、Bグループ3位 vs APSS A(香港)

絶対に負けられない闘い。

開始早々からお互いバチバチやり合う。

自然と自分達で声をかけ合い、ポジショニング、戦術も徹底し、自分達で状況判断しながらプレーができるようになった。

試合をする度に成長していく選手達は、本当に素晴らしく微笑ましかった。

後ろは、GKのレオとカイが数々のファインセーブとコーチングでチームを盛り上げ、DFラインのリュウキとカイシは、出場機会も1番多い中、タフさと本当に身体を張ったプレーでチームを何度も救い、圧倒的な安定感をもたらした。

中盤のショウマ、イブキ、アキ、オオセ、キリト、リュウトは、攻守に渡り死に物狂いで走り、みんながチームのアクセント、起点になるプレーを披露した。特に、キャプテンのアキのこの大会で身についた球際の激しさでボールを奪い取るプレーは、チームを鼓舞し、盛り上がるきっかけを与え続けた。

そして、FWのカイト、アンジは、前からの献身的な守備でチームを何度も助け、ここぞというときに点も取ってくれ、まさにエースの活躍。

一人一人が本当に良く頑張り、これからに繋がるだろうプレーが垣間見れた。

しかし、サッカーはそんなに甘くはない。

準々決勝敗退、、、

数々のチャンスを決めきれず、相手のミドルシュートに崩れる。

結果:0-1●

ベスト8で今大会を終える。

試合後は、みな放心状態。悔しくて泣き、俯く選手達。

必ず優勝して帰ろうと望んだ今大会。なんとしてでも結果を出したかった、、

ただ、結果ではなく、彼らの過程を賞賛したい。とても素晴らしい闘いができた。

そして、彼らのサッカー人生はこれから。

これからまた、嬉しい思い、悔しい思いはたくさんやってくる。

だけれども、このタイの地で味わったパッションをどうか忘れないでほしい。

成長のきっかけにしてもらいたい。

さあ、終わったものはしょうがない。気持ちを切り替えて、空き時間も増えたし、、、w

ショッピングして最後までタイを満喫しよう!

続く。(帰国編またアップします)

前の記事【タイ】渡部大河がT4のルーク・イサーンFCと契約
次の記事オーシャンズ選抜プーケット遠征〜4日目〜