FITAエリートプログラム〜プーケット遠征2018〜TSUMAGOI選抜day2

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嬬恋選抜プーケット遠征・大会当日

予選リーグ

1試合 20分一本を、2日間で6試合。

そして2日目最後は順位決定戦というレギュレーションの国際大会が始まった。

会場に着き、選手登録を済ませ第1試合。

「第1試合」vs Cruzeiro Academy

海外に来て初めて日本人以外の選手と対峙する者がほとんど、初戦は難しい試合となった。

高校生並みの体力を備えたヨーロッパ系のアタッカー

「あのクリロナみたいの同い年ですか?」

球際の強さ、身体のサイズにも圧倒され決定機は少なく、終始相手チームにゲームをコントロールされたまま20分間が過ぎてしまった。

FITA TSUMAGOI JAPAN

vs

Cruzeiro Academy

合計: 0-2

嬬恋選抜にアクシデントが続く。

前夜からの発熱で、正ゴールキーパーのカイトが現地スタッフと共ににホテルで休養。

そして、この試合で相手のエースと縺れた我らがフィジカルモンスターカズマ、膝を捻り違和感を抱えた。

「第2試合」vs FITA DREAM JAPAN

前日にトレーニングマッチを行なった相手、そして同じ日本勢同士。年上という事もあり心にスキが生まれたせいか試合の入りが悪かった。対照的に、大会初戦という事もあり勢いのある相手。序盤、FWに上手く裏に抜けられ失点を許した。

気を取り直してゲームを組み立て始めるが、なかなか一点が入らない。

残り3分、前線で勝ちたい気持ちをあらわにしていたミツキがサイドを崩しシュート。

相手ディフェンダーにボールが当たり、コースが変わったボールはゴールに吸い込まれた。

FITA TSUMAGOI JAPAN

vs

FITA DREAM JAPAN

合計: 1-1

前日のトレーニングマッチと同じ結果となり、なんとか引き分けに持ち込んだ。

「第3試合」vs M-DEn

毎年上位に食い込む地元プーケットのクラブチーム。13歳とは思えない体力、テクニック、戦術眼を備えた選手が多数いる強豪。

ここはサッカー先進国のブラジルでもなければ、ヨーロッパでもない。しかし、世界は広い、「アジアにもこんな強い奴等がいるのか」と痛感させられた試合。

FITA TSUMAGOI JAPAN

vs

M-DEn

合計: 0-4

チャンスもほぼなく、完敗だった。

気温も高くなる中、一旦、小休止。

遠征に来て、楽勝で帰っても意味がない。戦って、悔しい思いもして強くなろう。

「まず、みんなで初勝利をもぎ取ろう。」

「第4試合」vs Samui United

サムイ島からの参戦チーム。勝ちたい気持ちを高めながら試合に入るが、ここで真昼間の暑さからか集中力が途切れ始める。

前半5分、8分、13分と立て続けに失点。うち2点が自分達からのミス。しかし、相手も決める所を心得ている。したたかさ、戦術眼、チーム力、どこを取っても一枚上手だった。

FITA TSUMAGOI JAPAN

vs

Samui United

合計: 0-3

「第5試合」vs SSCA

大会初日ラストゲーム。

これに勝たなければ最下位が見えてきてしまう。レギュレーションにより、最下位のチームは順位決定戦にも出場できない。

他のチームより合計試合数も少なくなる。

それだけは免れたい。

暑さ、環境、相手にも少しずつ慣れてきたか試合の入りは上々。押せ押せムードでゲームを支配するが、なかなか点が入らない。

ミツキとコウタを中心にゲームを組み立てる。

7分、左サイドをドリブルで突破したヒロキが値千金のゴール。チーム全体が息を吹き返し、集中力も高まる。

そして15分、中盤で攻守に渡って堅実な動きを見せていたショウから右サイドのカツヒデに絶妙なパスが入る。丁寧にボールを運びインサイドでファーサイドを狙ったシュートが枠を捉え2点目。勝負あり。

FITA TSUMAGOI JAPAN

vs

SSCA

合計: 2-0

大きな大きな勝ち点、そして海外初勝利。

貴重だ。

30度を超える中、5試合を戦った選手達。

ランチを取り、会場を後に。

「コーチ、今日はもう休みたいです!」

そりゃそうだ。

皆、良く頑張った。

プール、フリータイムを取った後ショッピングセンターへ。

満場一致のKFC

お土産タイム

明日もある。

最後まで戦って。

プーケットを満喫しよう。

Good Job Players !!

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