ヘルマンコーチのスペイン流サッカートレーニング

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7月28日、29日と二日間に及び

アトレチコマドリッドスカウティングスタッフの

ヘルマンコーチによるサッカートレーニングが行われました。

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この二日間のテーマはボールの受け方、リネア・デ・パセ(パスコース)の作り方について指導がありました。

灼熱の1日目は初日ということもあり、プレーヤーは緊張していて、ヘルマンコーチが新しい練習をするも、なかなかうまく行かない。プレーヤーの頭の中がぐちゃぐちゃになっているのが、目に見えて分かりました。

 

ウォーミングアップでは、簡単なパス練習から入り

(1)DFを意識し、もらうときに少し前進しボールを迎えにいくこと。

(2)顔をあげてチームメイトをみること。

(3)ボールを出したら動くこと。

の3つを注意しながら基礎練習に励みました。

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DFが入ったときは、リネア・デ・パセの意識で、パスコースを常に持つこと、パスをしたら動くことを常に言っていました。

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日本人は、立ち止まってプレーしていて、出した後も動きが少ない。スペイン人はこういうものをしているから、パスがうまくなるんだよ。と現地の話も交えての練習に、プレーヤーの意識も変わっていきました。

 

それでも初日は、暑さのせいなのか、パスをした後動かない、動けない選手がたくさんいました。

 

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二日目は朝早い時間というのも有り、まだそこまで暑く有りませんでした。

ヘルマンコーチは日焼けしていて、真っ赤な顔をしていましたね(笑)

 

1日目と同じように、基礎のパスから入り、昨日のおさらい。

みんな見違えるように動きが良くなっていて、ヘルマンコーチも驚いていました。みんなの合い言葉は「ラピード!!」スペイン語で「早く」って意味です。

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ラピード!ラピード!!良いながら、パスをしてはすぐに動き直し、良いプレーもたくさん出てきました。

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ゲームでは、前へ前へと焦りがみえ、ドリブルでの仕掛けが多かったけれど、2日間なにをしてきたのかを考え、前が詰まったときは、作り直すプレーも表れ、選手の選択肢の幅が増えたのが目に見えて分かる二日間でした。

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練習中、プレーヤーから、「俺、スペイン行ける?」なんて質問ばかりで、意欲の高いプレーヤーばかりでした。最後は本当に、本当に悩まされ、厳選された12名の選手がMVPとして選出されました!!

 

この二日間でのアピールが出来ていた選手というだけで、他にも良い選手がたくさんいたので、次回会うときは、選ばれなかったプレーヤーの成長も楽しみにしています!!

Venga!!!!! Venga!!!!

 

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