このプロジェクトは、昨年末に行われた「横山杯」にてU-17の選手をスカウトし、数回の国内トレーニングを経て、夏にイングランドで行われる『Warrior keele Cup 2014』に参加します。
そして、先日その第1回目のトレーニングが行われました。
今回のスカウト、国内トレーニングコーチは森山佳郎さんです。育成指導のスペシャリスト。サンフレッチェ広島ユース監督時代には、十数回も全国優勝に導き、現在はナショナルトレセンコーチ、U-15日本代表コーチをされている方です。
さっそく、朝のミーティングではユース年代での取り組む方について重点的に話しました。
それはピッチ内で気をつけてプレーしなければならない点であったり、ピッチ外での習慣など、とても大事な話しがありました。
ただ、第1回目のトレーニングということで、今回は「気持ちの持ち方」の部分に少しフォーカスしながら話しました。
森山さん自身の経験、長友選手や岡崎選手、本田選手の今の実績を築くまでの生い立ちにも触れながら、今しなければならないこと、どのようなメンタル、モチベーションで日々過ごすことが今後の大きな成長につながるか。という部分を選手に伝えました。選手達も目の色を変え、自分のものにしようというのがとても伝わってきました。
ミーティング後は、そのままAMトレーニングを行いました。
トレーニングでは、途中でストップをかけながら、細かい部分まで追求しながら行いました。またそれと同時に、問題があったその状況状況で常により良いイメージを持たせ、選手の発想になかった選択技を持たせました。
ただ、さすがは選ばれた選手だけあって、みんな呑み込みが早いです。さっそくトレーニング、ゲームで修正し活かせている選手がたくさん出てきました。
昼は、一旦旅館に戻り、腹ごしらえです。
食事と休息を終え、午後は試合形式のトレーニングでした。
試合形式では実践さながらの白熱したトレーニングになりました。
午前中のトレーニングでのポイントに加えて、球際や勝負が決まる局面で、体を投げ出してでもできるか、絶対に負けないという気持ちを持ってプレーできるか。
いいサッカーをするだけでは上には行けない。世界で闘える選手になるべく、森山コーチ独特の伝え方で熱い指導が続きました。
あっという間の1日間で、選手たちにとってはとても大きな刺激になったと思います。
ただ、1番大切なことは、これを毎日継続できるかです。今回学んだことを、各自クラブで毎日意識しながら続けてもらいたいです。
次回トレーニングは、5月にFC東京Yとトレーニングマッチです。
それまでにどれだけレベルアップできているか楽しみに待っています!