奥田正太
1987年生まれ、仙台出身、30歳
今までプロとしてのキャリアはなく、勤務先であった山形県のリーグで長らくプレーしていた。しかし自分の小さい頃からの夢であった「プロとしてプレーすること」を叶えるためにタイに挑戦することを決意。30歳にして職を辞め、海を渡った。
2試合を残して昇格決定
タイリーグ4、北部地域を戦うウタラディットFCが2試合を残して早くも昇格を決めた。
今シーズンのウタラディットFCは、タイリーグで実績のある外国人選手やタイ人選手を獲得し、シーズン序盤から安定した戦いぶりを見せていた。後期には奥田正太も加入。勢いそのままにプレーオフ進出を早々に決めた。
T3昇格をかけて戦うプレーオフはT4リーグのすべての試合が消化されてから全国15チームで開催される。
待望のリーグデビュー
後期からチームに加わった奥田にとって待望のデビュー戦となった。勢いに乗るチームの中でなかなか出番に恵まれなかったが、プレーオフ進出が決まる大一番でそのチャンスが巡ってきた。
「普段ボランチで出ている選手が累積で出場停止だったんです。なのでいつでもいける準備はできていました。タイで初めてとなる試合、それもプレーオフ進出がかかった試合での出場は嬉しかったです。今まで自分がプレーしていたアマチュアの試合とは違い、緊張感のある雰囲気の中での試合は楽しむことができました。」
昇格プレーオフへ
リーグ線終了後に始まるT3昇格をかけたプレーオフはもうすぐそこまできている。チームの昇格、そして自分を売り込むためにも絶好の機会となるこのプレーオフで奥田には是非持てる力を発揮してもらいたい。奥田自身プロとしての初となる今シーズン、何が残せるか、奥田の活躍が楽しみである。