7月11日、TOYOTAリーグカップ、ラウンド16。井上哲郎が所属するタイリーグ3のトランFC対タイリーグ1ブリーラムユナイテッドの試合がトランFCのホームスタジアムにて開催されました。
トヨタリーグカップ
トヨタリーグカップは80以上のクラブが参加するノックアウト方式で行われる大会で、2月から始まり10月20日に決勝戦が行われます。優勝チームには約500万バーツの賞金、そしてラオス、カンボジア、ミャンマー、タイの王者が出場するメコンチャンピオンシップの出場権が与えられます。
この日はベスト16チームが次のラウンドへの進出をかけ各地で熱い戦いを繰り広げました。
タイ王者ブリーラムユナイテッド
井上哲郎(トランFC)が対戦するのはブリーラムユナイテッド。昨シーズンのタイリーグ王者です。
2018シーズンのAFCチャンピオンズリーグではグループGでJ1セレッソ大阪、韓国Kリーグの済州ユナイテッドを抑え、中国の広州恒大に次ぐ2位でグループリーグを突破しました。ベスト16では韓国王者の全北現代に2戦合計4-3で敗れはしたものの、タイリーグのレベルの高さをACLで証明してみせました。
2018のタイリーグでも23節を終了した時点で2位のバンコクユナイテッドに勝ち点9の差をつけ首位を独走しています。
人気、実力共にタイナンバー1、東南アジアトップクラスのクラブと言えるでしょう。
2部昇格を目指す井上哲郎(トランFC)
そんなブリーラムユナイテッドをホームで迎え撃つのが井上哲郎擁するトランFC。現在タイリーグ3で首位を走るクラブです。昨シーズンでは惜しくも2部昇格を逃し、今シーズンこそ2部昇格を成し遂げようとしています。
この日、トランFCのホームスタジアムには6,000人を超える観客が訪れました。もちろんタイ随一の人気を誇るブリーラムが来たという影響は大きいですが、リーグ戦で首位を走り、2部昇格を視界に捉えるチームへの期待が伺えます。
井上哲郎はスタメン出場、この試合でも激しいディフェンスと正確なパスでチームを攻守において支えます。トランFCは王者ブリーラム相手に一歩も引かない試合を見せます。
そして90分が終了して試合は0-0。
しかし延長後半、114分、ブラジル人ストライカーディオゴにFKを直接決められ万事休す。トランFCのトヨタリーグカップでの戦いはベスト16で終わりました。
敗れはしたものの大健闘をみせたトランFC。リーグ戦ではこのまま首位をキープすれば2部への自動昇格を手にできるだけに、ここからの戦いに大いに注目したいところです。