3月3日、タイリーグ3 第3節
チャムチュリ・ユナイテッド対トランFCの試合が行われました。トランFCにはユーロプラスアジア所属の井上哲郎が所属しています。
井上哲郎
大宮アルディージャユース
桃山学院大学
サムットプラカーン・ユナイテッド(2014)
プレーユナイテッド(2015)
チャチュンサオFC(2016)
ナコンシータマラート(2017)
トランFC(2018,2019)
井上は桃山学院大学を卒業後にタイリーグに挑戦、今年で6シーズン目を迎えます。これまで何度も2部への昇格に挑んできましたが、その度に惜しくも果たせずに悔しい思いをしてきました。
タイリーグでは2部と3部では選手のレベルや環境や条件でも大きな差があります。
3部から2部に昇格するには、リーグ戦を勝ち抜きチームと一緒に昇格するか、活躍して2部のクラブからのオファーを勝ち取るしかありません。
いずれにせよ外国人が2部への昇格を勝ち取るのは簡単ではありません。そしてそれを一番よくわかっているのは井上自身でしょう。
この試合、井上はボランチとして先発出場。
先制許す苦しい展開でしたが、この状況を井上が打開します。コーナーキックから綺麗にボレーで合わせて同点ゴール。これで3試合目にしてシーズン2得点目です。
前半のうちに3-1と逆転したトランFCでしたが、その後失速。
後半には2点を返され試合は3-3のドロー決着となりました。
東南アジアでステップアップを目指すのなら”得点を取れる選手”になることが一番の近道です。それはストライカーに限った話ではなく、どのポジションでも得点を取れる能力というのは外国人として必ず求められます。それができる選手は自然と上位のクラブへと引き上げられます。
もちろん、チームとしての昇格が一番大事です。しかしそこに貢献するためにも得点にこだわる姿勢というのは必ず求められます。
得点の取れるボランチとして、井上にはさらに上を目指して行って欲しいと思っています。