2018年3月3日、カンボジアリーグが開幕した。今年のカンボジアリーグは12チームでタイトルが争われ、リーグチャンピオンのチームは2019シーズンのAFCカップ予選への出場権とメコンカップへの出場権、そして下位の2チームは2部リーグへの降格となる。
成長、盛り上がりが著しいカンボジアサッカーだが、その中で戦う日本人選手たちには要注目だ。今年は18名の日本人選手がカンボジアリーグで登録されている。
ここではユーロプラスアジアの選手を紹介しよう。王者ボンケットアンコールFCにはチーム在籍2年目の水野輝が所属している。AFCカップなどの国際大会も多く経験し、さらに逞しさを増した王者の中盤を支える選手だ。
第1節ではAEU戦に先発出場。3失点は喫したものの、3連覇に向けて重要な初戦は白星で飾った。
そして2017シーズンでは惜しくも3位だったスバイリエンFC。スバイリエンには小林大介が所属している。タイで数シーズンに渡ってプレーしてきた経験を生かし、カンボジアリーグを足がかりにさらなるステップアップを狙う。
第1節では強豪ナーガFCとの試合に先発出場。0−0と強豪相手に上々のスタートを切っている。
そして今シーズン、日本代表本田圭佑がクラブ運営に携わることが発表され、大いに注目を集めるソルティーロアンコールFC。このチームを中盤で支えるのが菊池祐太だ。モンテネグロリーグで培われたタフなディフェンスが持ち味の選手だ。
第1節では強豪のプノンペンクラウンと対戦。スタメン出場でカンボジアリーグデビューを飾った菊池だったが、試合はPKで失った1点に泣き、惜しくも敗戦。次からの巻き返しに期待しよう。
カンボジアでは代表人気がものすごく、プノンペンの街を歩けば多くの人がカンボジア代表のシャツを着ている姿をみることができる。その人気を代表だけでなく国内リーグにも、さらにはカンボジアサッカーの発展のためにもここで戦う日本人選手たちには頑張ってもらいたい。