夏休みでアジアを知るタイサッカー留学

6114
PTU での練習参加の様子

タイリーグは現在世界で一番多くの日本人選手がプレーする海外リーグです。日本人選手の数は減少傾向にあると言われていますが、今シーズンも40人以上の日本人選手がプレーしています。在留邦人の数で言えば世界で4番目の7万人以上で、申請をしていない人たちも含めると10万人にもなると言われています。そんな日本人にとって身近な国であるタイ。

タイの情報であればインターネットを見れば見つけることが出来ます。どんな事が起きているのか、どんな国でどんな人たちが暮らしているのか、サッカーに関しても日本語での検索だけでもある程度の情報は知る事はできるはずです。

しかし、百聞は一見にしかず。実際に来てみなければ感じられないものはそれ以上に多いものです。

今回、約2週間のタイ留学にやってきた浦野大地くん。大学2年生の彼は来年にはインドネシアへの1年間の語学留学を控えており、その前に東南アジアの他の国も見ておきたい、そして自分のサッカーがどれだけ通用するか試してみたいという事での参加でした。

今回現地のプロクラブに練習参加した感想は

まず海外でサッカーをするということが初めてで、それが出来たのが嬉しかったです。タイに来る前はもっと激しいサッカーを想像していましたが、意外と球際もゆるくて、その辺は日本の方がしっかりとしたサッカーをするなと感じました。しかし、やはり身体つきはさすがプロという感じで、その辺はまだまだ足りない部分を感じました。

実際来てみて心境やタイへの印象など変化は

タイ人はすごく優しい人が多くて、みんなとてもフレンドリーでした。向こうから声もかけてくれるし、自分から行けばみんな相手をしてくれたので楽しく練習にも参加することが出来ました。一度道に迷ってしまったことがあったのですが、その時は通りすがりの人がみんな心配してくれて道を丁寧に教えてくれたことがありました。タイの人の温かさを感じました。2週間でしたが最後は住み心地も良くなり、日本に帰りたくないなとさえ感じました。また宗教についても色々考えることがありました。日本にいるとあまり感じることのない宗教ですが、タイでは皆が宗教を信仰している姿が印象に残りました。

この経験をどう活かせるか

この2週間で一番感じたのは選手としてタイでチャレンジしたいと思ったことです。まだ学生なのでどうなるかわかりませんが、トライアウトに参加したいと思っています。それまでに今回足りないと思った部分を日本で見つめ直したいと思っています。また、今は子供相手にコーチもしているので、この経験を少しでも子供達に伝えたいと感じました。

 

PTU での練習参加の様子

約2週間、現地では2つのプロのクラブの練習に参加。練習がどういった雰囲気で行われ、選手達はどういった生活をしているのか。また現地の人々の生活は実際どういったものなのか。インターネット越しでは感じることのできない現地の熱を感じることが出来たのではないでしょうか。

将来は海外で仕事をしたい、そしでできる事ならサッカーに携わる仕事をしたいという浦野くん。この2週間は必ずその目標へと繋がっていくでしょう。自分で考え、行動に移し、はるばるタイにまでやってきた彼の行動力、そして実際に身を持って感じたこの経験は大きな財産になるはずです。

練習参加したNorth Bangkok FCの監督、斉藤選手と。
前の記事「第2回Spain Dream Selection 2017 Supported by WARRIX」を開催します
次の記事【関東】フットサル同好会トレセン・イタリア遠征:3日目