モンゴルリーグのシーズンが終了

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Photo by FC Ulaanbatar

大学を卒業し、タイDivision2(3部)のBTU Unitedとプロ契約。満を持しての海外挑戦だったが、思ったような結果は出すことはできなかった。チームメイトや監督とのコミュニケーションの問題、求められることの違いにも戸惑い出場機会は減っていった。シーズンが終了した時には悔しさしか残らなかった。しかし、その思いをバネに今シーズンはモンゴルの地で気を吐いた。前評判の低かった降格候補と言われるチームに加入したが、モンゴルMFFカップではチームを準優勝に導く活躍、リーグ戦では最下位に沈むチームにありながら17試合でリーグ4位となる10ゴールをあげ、残留圏の8位にチームを引き上げた。充実のシーズンを終えたFCウランバートルの金城に話を聞いた。

ほとんどのリーグ戦が行われるナショナルスタジアム

初めてのモンゴルでのシーズンでしたが、チームとしてはどうでしたか?

今シーズン、自分が所属したFCウランバートルは若い選手が本当に多いチームでした。平均すれば19~22歳の選手が中心で、それより上は外国人選手というようなチーム編成でした。ですのでメンタル的にも若く、プロフェッショナルではない部分も多かったです。ですので外国人としてそういう部分でもチームを引っ張るということは要求されていましたし、自分も心がけていました。

そういった面で大変だった部分も多かったですが、自分がやることでチームメイトの若い選手はそれに応えてくれたし、良い関係は築くことができていたと思います。充実したシーズンを送ることができました。

外国人選手として求められることは大きいですね

チームにはセルビア人、アメリカ人の選手がいましたが、彼らとも常に「どうしたらチームを残留させることができるか」などを話し合い、外国人同士でお互いのアパートでミーティングなどもしていました。そういったことが最終節での残留につながって本当に嬉しかったです。

個人のパフォーマンスとしてはどうでしたか?

今年は1トップをやることが多く、チームの攻撃として自分にかかる責任は大きいと感じていました。ですので少ないチャンスをいかにしてゴールに結びつけるかということを常に意識していました。それが結果に繋がったのかと思っています。途中で少し迷いからパフォーマンスが悪くなった時には監督もアドバイスをくれて色々と学ぶこともできました。

 

Photo by FC Ulaanbatar

まだ来シーズンのことは決まっていない金城だが、ステップアップを目指し、そしてリベンジとしてタイで挑戦してみたいとも口にする。モンゴルで得た経験と自信を胸にプレーする来シーズンの活躍が今から楽しみだ。

 

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