カンボジアリーグ、第5節までが終了し中断期間へ

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Europlus asiaに所属する4名の選手、水野輝(ボンケットアンコールFC)、藤原賢土(ナーガワールドFC)、深澤仁博(カンボジアタイガー)、柳館卓(ウエスタンプノンペンFC)がプレーするカンボジアリーグ。

3月は22日にカンボジア代表対インド代表。28日にヨルダン代表対カンボジア代表、という代表の試合が入るため、国内リーグは2週間ほどの休みに入っており、次節のリーグ戦は4月1日になります。

ここまで各チーム5試合を消化したカンボジアリーグ。首位を走るのは昨シーズンに水野が所属していたスバイリエン。ほとんどのチームが首都のプノンペンに本拠地があるカンボジアリーグにおいて、スバイリエンは数少ない地方に本拠地を置くチームです。その為ホームの試合にはたくさんの観客がスタジアムに訪れるということでも知られています。

水野は昨年このスバイリエンでの活躍が認められ、昨シーズン王者であるボンケットアンコールFCに今シーズンより移籍しました。その水野擁するボンケットはここまで2勝1敗2分けの5位につけています。

カンボジア人初のJリーガーとして注目を集めるJ3藤枝MYFCのチャン・ワタナカ。彼が昨年まで所属していたチームがこのボンケットアンコールFCです。彼の抜けた穴が心配されますが、王者として迎える今シーズン。これからの巻き返しに注目が集まります。そしてそれを中盤から支える水野のさらなる活躍が期待されています。

 

 

4位のナーガワールドFCには昨年シンガポール4冠を達成したアルビレックス新潟シンガポールから移籍した藤原賢人が所属しています。藤原はここまでの5試合全てにスタメン出場。守備の要として重要な役割を担っております。長らくカンボジア国内でプノンペンクラウンとの二強を演じてきたナーガワールドFCですが、近年は優勝から遠ざかっています。藤原の活躍でチームを優勝争いへ、そして国際大会への出場へと引っ張って欲しいと思っています。

 

 

そして、昨年ナーガワールFCよりカンボジアタイガーへと移籍をした深澤仁博。カンボジアタイガーはここまで1勝1敗3分けで8位に着けています。Jリーグから南米、欧州と世界で戦ってきた経験を持つ深澤。まだチームとしても新しく、若い選手達も多いチームの中で彼の存在はとても大きなものです。ゲームキャプテンとして、またコーチ兼任ということで彼にかかる責任は重くなりますが、彼の持つ経験を他の選手達に伝えチームを引っ張ることができるか。カンボジアタイガーが上位進出できるかどうかの鍵は深澤にかかっていると言えるでしょう。

 

 

現在9位につけるウェスタンプノンペンFCに所属する柳館卓。ここ数年でカンボジアでキャリアを積みディフェンダーとして大きく成長してきた選手です。恵まれた体格を生かしたハードなディフェンス、そしてチームを引っ張るキャプテンシーも持ち合わせています。ここまで9位と出遅れているウェスタンプノンペンFCですが、ディフェンスリーダーとしてキャプテンマークを巻きプレーする柳館。これからの巻き返しに注目です。

 

 

12チームで争う2017シーズンのカンボジアリーグ。

ワールドカップ予選では5万人超えの観客が押し寄せるほどの人気を誇る代表チームの躍進、カンボジアのスーパースター・ワタナカのJリーグ移籍と、国内のサッカー熱は盛り上がる一方です。その中で日本人選手として何ができるか、彼等のこれからの活躍が楽しみです。

 

 

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