春のドイツキャンプ2025〜7日目〜

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ドイツキャンプも7日目となりいよいよ終盤となりました。ドイツ流の朝食も慣れてきて、それぞれの「いつもの」ができてきました。
しっかりと朝食を食べて今日も元気に活動していきます。

午前中は、マインツU17対バイエルン・ミュンヘンU17の試合を観戦しました。ブンデスリーガの育成を代表する両クラブの対戦とあって、スタジアムには緊張感と期待感が漂っており、選手たちもその迫力あるプレーに引き込まれるように見入っていました。攻守の切り替え、細かなポジショニング、そして球際の強さ――どれを取っても非常にレベルが高く、まさに本場の育成現場の凄みを感じさせる内容でした。

観戦後は、イタリアンレストランで昼食。焼きたてのピザを囲んで、午前中の試合の感想を語り合いながら、和やかに食事を楽しむことができました。練習や試合の場面とはまた違ったリラックスした表情が印象的でした。

午後はマインツ市内の観光へ。大聖堂や旧市街の美しい街並み、そしてライン川沿いをゆっくりと散策しながら、この数日間を振り返るような時間を過ごしました。歴史ある街の落ち着いた雰囲気に触れながら、少しずつ旅の終わりを意識し始める選手たちの表情には、充実感と名残惜しさが入り混じっているようでした。

夕方にはホテルへ戻り、いよいよ荷造りを開始。スーツケースにお土産や思い出を詰め込みながら、「もう帰るのか」と静かにつぶやく声も聞こえてきました。明日には帰国の途につきます。この遠征で経験したすべてが、選手たち一人ひとりの中にしっかりと刻まれていることを願いつつ、最後の夜を迎えています。

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