2015年にクラブとの契約、大怪我、リハビリ、その5年後…

3670

皆さん、お久しぶりです。

イタリアサッカー留学コーディネーターの林です。

今日は4年前に紹介させていただきました穴田選手について、話をさせていただきます。

イタリア一年目、18歳時
オルヴィエーターナと契約時

順調と思えた矢先…..

彼は2015・16シーズンでイタリアで後十字靭帯断裂という大怪我をし、
イタリアで手術を受け、日本とイタリアで約1年間リハビリを続け、復帰を果たしました。

ドクターとのワンシーン
オフシーズン時、
宿舎に1人残され黙々とリハビリをする姿

その後、穴田選手は長いリハビリ期間を経て
2016-17シーズンにG.S.D. Romeo Menti(7部)と契約いたしました。

ロメオメンティ契約時

穴田選手の2017年復帰後のコメント???
『昨シーズン 後十字靭帯を断裂してしまったのですが、あまり前例のない怪我のため、もし手術をしたとしても競技復帰できるかどうか分からないという状態でした。

怪我の状態を聞いた時には真剣にサッカーをやめることも考えていましたが、トータルコーディネーター林さんの紹介で 膝のスペシャリストである MASSIMILIANO先生に膝の状態を見てもらう機会があり、
診断してもらったところ
手術をすればまたサッカーできる可能性がある とのことでした。
手術の費用も保険で負担できるということだったので 
MASSIMILIANO先生のもとで手術を受ける事を決めました。 

手術をしてからは、
辛いリハビリが続き、
特に歩けるようになるまでの3ヶ月間は
さすがにもう競技復帰は無理なのかもしれない  と
心が折れそうでしたが、
たくさんの方に支えてもらい 諦めずに 乗り越える事ができました。

ここまで来るまでに過ごして来た辛い日々を思い出すたび、大好きなサッカーをイタリアでする事がどんなに幸せなことか 
身に染みて感じています。

まだ膝が完治しているわけではないので 今後もチームのトレーナーと話し合いながらのリハビリが続きますが、競技復帰に向けてまた 一歩ずつ進んで行きたいです。』???⚽️⚽️⚽️??????

このような、素晴らしいファイティングスピリッツを備えた彼は現在、就労ビザを取得して、イタリアのアパレル業界で活躍しております。
そして、購入したばかりの新車で年末のあいさつに来てくれました。

その時のコメントはこちら?????

『後十字靭帯を断裂して始めて、サッカーがない生活を想像したときに、サッカーをする為にイタリアに来たはずなのに、不思議と日本に帰るという選択肢が浮かんできませんでした。
逆に「この国でサッカー選手としての可能性を失うのであれば、サッカー以上のやりがいを見つけるまでこの国に残ろう」 と、この大怪我を通じて自分自身を改めて見つめ直すことができたと思います。

今は目標である永住権取得に向けて社会人として働きながらイタリアで生活をしていますが、
いつか自分の経験を活かして、
「海外で夢や目標を追う日本人の背中を押す事」を仕事として形にするのが今の目標なので 実現に向け初心を忘れずに引き続き挑戦していきたいと思います。』

皆さんもグローバルな男になるために挑戦してみてはいかがでしょうか⁉

前の記事モンテネグロのサッカー留学から継続にプロ選手は登場
次の記事「ドイツ」2020の振り返り〜森島將仁〜