皆さん
こんにちは
イタリア??拠点ディレクターの林です。
今日はイタリア下部リーグからでもプロは目指せる!のか?について、話をしていきたいと思います。
まず、イタリアセリエの仕組みについて説明させていただきます。
現在はセリエC1、C2というカテゴリが統一されました。
また、プロモツィオーネ(6部)の下にもプリマカテゴリアとセコンダカテゴリア、テルツァカテゴリア含め合計9つのカテゴリ存在します。
そんな多くのカテゴリ、サッカー人口が存在するイタリアサッカーで本当にプロになれるのだろうか?
もちろん簡単ではないですが、好きなサッカーをしながら、食べていくことはできます。6部以上になるとサッカーだけで生活している選手も見受けられます。しかし、実際プロになるにはどのようなルートをたどるべきでしょうか?
当時8部であったプリマカテゴリアからプロへの登竜門セリエD(4部)そしてチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへもつながっている国へのトライアウトそしてオファーまでたどり着いた、田代選手の例を紹介させていただきます。
日本の大学でプレー後、23歳でイタリアへ渡る。
「どのチームでもいいから試合に出れるところに入れてください!」とのことで元セリエA選手であるマウロ・ヴァレンティー二が監督を務めるボルセーナ(8部)に入団。最初の練習ではフィジカルトレーニングで他の選手に驚くほどの差をつけて、スタッフ陣を驚かせる。
まず、ここで成功のポイントが三つあります。
1. 試合に出る。(試合に出ないとみてもらえません。練習は試合とは違って重要なのは結果)
2. 他を魅了できる武器(走りでもシュートでもなんでも武器が必要です。個性がないと目立ちません)
3. 監督(キャリアのある監督のお墨付きの言葉は移籍に重要な要素になります)
同選手は一年目で昇格に貢献して、次のシーズンにはチームと共に7部でプレーすることになりました。
二年目のシーズンは35試合出場5得点をマーク。
ここでも二つ成功のポイントがあります。
1. あせらずにチームと契約更新。(チームを変えるのはストレスであり、リスクも抱えます。移籍するしないを冷静に見極める)
2. 5得点(DFで5得点獲るということも重要です。存在感を周囲に与えます)
この2シーズンでプレーだけではなく、コミニュケーションもしっかりとり、周りからの高評価と運もありセリエDチヴィタ・カステッラーナへの練習参加をシーズン終了時に勝ち取ります。
それにより三年目をセリエD(4部)でプレーすることになりました。
最初はセリエDは甘くはなく、ラツィオや他のプロクラブの若手が経験を積みに来るので、出場機会を得るのも大変。しかし、同選手は常に向上心と謙虚な気持ちで練習に向かっていたため、同じポジションの選手が負傷したことにより、チャンスが到来。その後はポジションを保持することができて、見事27試合に出場。
シーズン終了を迎えて、チームからの残留のオファーをもらうが、プロへの道への挑戦を決意。弊社のサポートのもとマルタ共和国プレミアリーグトライアウトへ
マルタではいくつかのチームに練習参加、契約の話までこぎつけるが、待遇面での折り合いがつかずマルタへの移籍を断念する。
しかし、このようにプロへの道は不可能ではないのでしょうか。
まずは海外に住む、慣れる、プレーするこれが最初のステップであり、階段をあがるにはまずは一段一段足場を固めながら行くことが大事なのです。
その最初の一段がイタリアサッカー留学なのです。
皆さんの熱い気持ちを共に海外まで運びましょう。