こんにちは、ユーロプラスインターナショナルです。
私たちは、その選手の能力や
将来の目標に合わせて最適なサッカー留学、トライアウトプログラムをしています。
今回は、現在ドイツ4部リーグで活躍している菊谷選手にインタビューしてみました。
ドイツで3シーズン目となる彼は、いかに異国の地で活躍してステップアップしてきたか紹介していきたいと思います。
彼が日本からドイツに来たのは3年前。
それ以前は江戸川大学に通っていましたが中退し、渡独しました。
中学年代では千葉の強豪クラブ VIVAIO 船橋に所属し、高校は聖和学園に進学しました。
菊谷選手自身も、中高の年代で足元の技術を重視するクラブで学んだ経験は大きく、それが彼の最大の武器と語ります。
彼が渡独後に初めて契約をしたクラブが TSG Bretzenheim。練習参加を経てサインとなりました。
“レベル的にはまったく問題なかった。しかし最初のステップとして活躍してオファーをもらうが大切。7部からのスタートは無駄な時間ではなかったと思う”
異国の地でのはじめてのシーズンについてこう話す彼は、このシーズンで爆発的な活躍を見せます。
後期シーズンの途中で怪我をしてしまいますが、それまでの公式戦で19得点8アシストという記録を残します。
当然、この地域の新聞やサッカー情報サイトには彼の活躍が取り上げられて、このシーズンでしっかりとオファーをもらう事になります。
そしてそのいくつかあるオファーの中から選んだのが TSG Pfeddersheim。このチームは5部に所属し、見事ステップアップを果たしました。
この移籍はサッカー情報サイトの “Fupa” にも取り上げられて、彼の移籍先での活躍に期待がかかります。
7部から5部に飛び級でステップアップした彼は、このリーグ間でのレベルの差を感じたといいます。
“個人の能力が全然違う。シュートを決めきる精度やディフェンダーの球際の強さ。そしてフィジカルもそうですが気持ちが何より強い。魂で戦っている感じ”
このリーグではすでに多くの選手がお金を貰いながらプレーしています。それに伴い選手一人一人の意識も変わってきます。
“ただのアマチュアサッカーではなく、責任感などを感じサッカーをする事ができた”
いままでと違う意識の中で日々サッカーに取り組んでいた彼は、このチームでもしっかりと試合に出場し活躍します。
このシーズンでも後期終盤に怪我をしてしまいますが、26試合に出場し8得点4アシストの成績を残します。
そしてこの活躍により、またもいくつかのオファーが彼の元に届きます。試合にでて活躍する事の重要性が彼のステップアップからよく伺えます。
そして次の移籍先となったのが FC Bayern Alzenau。ドイツ4部リーグが全国で5つの地域リーグに分かれている内の南西部にあたるリーグです。多くのブンデスリーガのサテライトチームがあるこのリーグはとてもレベルが高く、完全にプロとして活躍しているチームが多く存在します。
ある程度生活できる給料を貰い、多くの観客が入るスタジアムでの試合、施設や練習着の用意など環境の違いを更に5部から4部で感じたと言います。
“フィジカル面も5部より更に強いうえに、技術やテクニックがしっかりしている。蹴るチームだけでなく、つないでくるチームも多い”
このリーグでも更なるレベルの変化を感じたと話します。そして、このリーグだからこそ今までにない新たな気づきも体感したといいます。
“今までは結果がでていたから感じなかったが、うまくいかない時に今まで以上に話し合う事が必要になってくる。そうした時に語学力は必須”
今まで得点やアシストを量産し結果を残し続けた彼だからこそ、このリーグで高いレベルの中、3シーズン目にしてより語学力の必要性を感じたといいます。
各カテゴリーでシーズンを通して常に課題を持ち、体感した事を自分の糧にしてステップアップしている菊谷選手。日本にいた時と渡独後では意識が変わったと話します。
“日本にいた時よりゴールやアシストへ貪欲になるようになった。また、今まで以上にサッカーに対して責任感をもち取り組む様になった”
彼がここまで活躍できたのは、日本で培った確かな技術やテクニックがあったからこそ。そして毎シーズン新たな気づきや課題を見つけ成長している彼は更にステップアップする事でしょう。
“まずはプロ契約を早くもらう。ドイツ国内でのステップアップとともに、日本( Jリーグ)でも活躍してみたい”
今後の目標をこう語る菊谷選手。彼のプレー動画をユーロプラスドイツのYouTubeチャンネルにアップしました。是非ご覧ください。
http://youtu.be/_IKBzB5L5CE
菊谷選手のように、日本で得た技術やテクニックを存分に発揮しステップアップに直接つなげる事ができるのがドイツ留学の醍醐味。
今後も菊谷選手の活躍に期待したいです。