FITA東北スペイン遠征大会3日目

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朝はお土産を買いに市街地へ。

試合で負けた憂さ晴らしかの如く、、買うわ買うわで店員さんも開いた口が塞がらず。でもうれしそう、、

そして、午後はいよいよ最終戦。

なんとか最後勝って終わりたい。

その前に、今遠征、毎回送迎をしてもらったスペイン人スタッフとパシャリ。

さすがのスペイン人、毎度ノリノリ爆音ミュージックなので、子供らはスペイン人との車が楽しかったようです。

そして、最終戦。

試合前、選手達と話しをしました。

このまま負けて帰るのか。帰れるのか。観光だけしに来たのか。お金は誰が払ったのか。親に何て言って顔合わすのか。昨日、一昨日、何を学んだのか。どうしたら勝てるのか。どんなことしてでも勝とうよ。勝って帰るのか、負けて帰るのか、この先雲泥の差だよ。やるかやらないか。闘うか戦わないかだよ。君達はどっちよ。

vs CD Colonia Moscardó

立ち上がりからみんなで声を掛け合い、激しいプレスで相手を翻弄。お互いチャンスがある中、先に得点を奪ったのはこちら。ルーズボールをライガが拾い、裏に抜け出たケイスケにスルーパス。GKとの1対1を制し先取点。

初めての先制で勢いにのり、続け様に得点。

しかし、ミスは相変わらず、トラップ、パス、判断、、、まだまだ相変わらずで相手にそこを突かれ、得点を許す。前半を3-2で折り返し、後半戦へ。

取って取られての奪い合い。内容は見られたモノではないが、気迫が伝わる熱いゲーム。お互いバチバチで絶対に負けてたまるかという展開が続くなか、1点リードでロスタイムに突入。相手も死に物狂いの猛攻撃。こちらも気合いで死守。サイドで時間を使い、セフティなプレーでロングボールで対応。試合前に話した、どんなことしてでも勝たないといけない。勝ちから得るモノがある。そして、ラスト10秒、ショートカウンターからカイトがダメ押し。と同時に試合終了。ベンチの選手もグランドに飛び出して皆で祝福。

やっと勝てた。気持ち良かったはず。自信も芽生えたはず。オレ達もやればできるんだと。

6-4(けいすけ3、かいと3)

今回の遠征で、皆、感じるものがあったはず。

普段と違う相手、違うレベル。出来なかった事が多かったはず。というよりほぼ出来なかったはず。これをどう捉えるか。そして、どう活かして、どう行動するかで未来は全く違う景色になる。

今回遠征に参加した選手だけではないが、日本人選手と世界のトップとの差は、コントロール、パス、ボールがない時の状況認知、そして自信。ここに大きな差がある。ボールが来た時に、事前の状況認知が出来てないから、焦ってしまう。その間に相手に詰められさらに焦る。ボールを上手くコントロールできないから焦ってしまう。コントロールし直した時には相手に詰められているからさらに焦る。ドリブルが得意な選手もそれらが出来ないから、お得意のドリブルまで持っていけない。そんなミスが延々続くから自信がなくなる。スペイン人はこの部分が圧倒的に上手い。そして、1人1人が1番上手いと思ってプレーしているから自信に溢れている。日本人が得意とする部分ももちろんあるが、サッカーをやる上で、これらは非常に重要な項目であり絶対に必要な能力でもある。

こうやって、紐解いていくと突き当たるのはこの部分。これは日々の習慣。日々のトレーニング。選手だけの問題ではないが、今の日常を変えなければ、このスペインのレベルまで行くのは非常に厳しい。

それを選手自身が本気で感じて受け止めて、スイッチを入れてくれたら、最高です。10年後が楽しみです。

チャンスしかない未来。どんどんトライして全力で生きてもらいたいです。

さあ、明日は帰国。朝も早い。6時起きでホテル出発。身支度して、忘れ物ないように帰りましょう!

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