今日はいよいよ決勝トーナメントです!
朝の集合時、体調不良食欲不振もありません。その状態を試合最終日まで維持する事が出来ました。
対応と適応、出来てきていると感じます!
早々と朝食をとり、会場へ移動。
もうすっかりチームとしてまとまり始め、自分達でアップし、身体と気持ちを整えます。
ちなみに試合会場はこんな雰囲気です!
決勝トーナメント1回戦の相手はオーストリアの名門SK Sturm Graz(SKシュトゥルム・グラーツ)
決勝トーナメントということでやはり少し緊張もあるのか、ボールが前に動きません。
立ち上がり主導権を握られて失点。
その後も主導権を奪い返せず失点します。
チームとしてはこの10分までの2失点が痛かった、そこからはゲームは落ち着きを見せ、中盤での攻めぎ合いが続きます。
0-2で折り返し、修正して後半勝負と思った矢先、ミスからコーナーにし、そのコーナーで失点。0-3とされてしまいます。
ハーフタイムで修正の指示を出し、多少場所を変更。もう攻めるしかないと送り出しました。
すると後半3分、やはり彼らはやってくれます。しっかりと押し込んで、こぼれをタクトがミドルシュートで1点を返します。
残り17分、ここからだという空気になりました。
しかしそこがゲームが上手いかどうかの差が出てきます。
相手は冷静にゲームをコントロールし、余計なことはしません。ここでゲームが落ち着いてしまい、ボールは持つシーンも出てきましたが、肝心な得点のエリアには入っていけませんでした。
逆にラスト3分でカウンターとミスから2失点。トーナメントなので前に出た結果ですが、残念な結末となってしまいました。
決勝トーナメント
準々決勝 vs SK Sturm Graz(Austria)
1-5(タクト)
メジムレツ国際大会の優勝は叶いませんがトーナメントの戦いは続きます。
この仲間と共により1つでも上への順位へ向けて
次の対戦相手はHKTブタペストというハンガリーのチーム。
そして、優勝候補と言われていたディナモザグレブがベスト8で我々同様敗れたため、おそらくこの試合に勝てると、5位決定戦でディナモザグレブとやれる、勝って強いチームと戦おう、そう伝えて選手達を送り出しました。
勝ち上がり戦
vs MTK Budapest FC(Hungary)
2-1(タクト2)
決勝トーナメントに勝ち上がって来たチームはゲームスピードがどこも早い。
主導権を握られる時間の方が多かったように思います。そんな中、逞しくなってる彼らは相手の攻撃を粘り強く耐え、セットプレーから得点し、また練習したプレッシングから得点を奪い2得点を挙げました。
後半は、やはりゲーム運びの拙さから少し受けに回ってしまい1点を返され、残り時間はかなり肝を冷やしましたが、なんとか逃げ切り、5位決定戦へ進出しました!
5位決定戦の相手はクロアチア1の強豪育成クラブ”ディナモザグレブ”
自分達がやってきたことがどれだけ通用するのか、大会の最後にふさわしい相手となりました。
立ち上がりから積極的に試合を進めます。
プレッシングの方法が今までで1番ハマっていて、自分達の形を崩さないまま前方でボールを数多く奪えました。そして流れの中からの先制点、会場の盛り上がりはピークに達します。
地球の反対側から来た日本のチームが国内のエリート達を困らせている、そんな感じでしょうか。
しかしそこはディナモザグレブ。急造チームのもろい部分をついて、前半のうちにきっちりひっくり返されました。しかしプレッシングはハマる、シュート数は相手の倍以上。しかし、狙ったとこに強いボールを蹴るというサッカーにおける最も基本の部分の質が、上位トーナメントのチームの中では1番低かったと思います。
後半は前がかりになり得点を狙いに行きますが、逆にカウンターから2失点。
トーナメント戦でよくありがちな「キレてしまう」という状態になってしまいました。
5位決定戦
vs GNK Dinamo(Croatia)
1-5 (ハク)
結果的には残念な最後となりましたが、試合で見せたアグレッシな姿勢、最後まで全力で攻めに行った日本選抜に会場から大きな拍手が送られました。
そして試合後には国営放送の取材もされました!
日本人の俊敏性などは間違いなく世界で通用すると思います。
しかし、サッカーの理解からくるポジション取りや、剥がしきる、奪いきるという1人で完結できる技能、そしてボールを狙ったところに強く蹴るという部分にはかなりの差を感じた選手は多かったのではないでしょうか。
経験しなければわからない。間違いなく非日常です。
この非日常の基準を日本に帰ってから日常に出来るのか…
まだ12歳、もう12歳、、、
世界のトップトップの選手たちはもう5年後にはトップリーグでプレーする奴らがいる。
そいつらに追いつき追い越すために、この経験をどれだけ日本の中で意識出来るか。
間違いなく大切なのはこれからでしょう。
クロアチアでの経験を心にしっかりと刻んで欲しいです。