いよいよ決勝トーナメント!
vs JSSL Next Gen(シンガポール)
結果 2-0(そうや、浜タクト)
安定の守備と落ち着いた展開で相手を一歩も寄せ付けず、勝利。30度を越える灼熱、環境との勝負も負けていられない。
順々決勝
vs AKSIL(マレーシア)
絶対に負けられない闘い。
序盤はお互いに様子を見ながらのスタート。お互いシュートエリアまで行けない。相手はリトリートしながら奪ってからのカウンター攻撃を徹底。
灼熱のピッチでお互いに疲労もピーク。そのまま時計は進む。
ローテーションでピッチに入る選手もなかなかリズムを変えられない。
このままサドンデスに進むと思われたラスト2分、浜タクト、タイチと繋ぎ、サイドのソウヤに展開。そのままドリブルでカットインしながらセンタリング。相手がクリア。
そこに、タカマサがこぼれ球を押し込み、決まったかと思われたシュートだったが、相手DFが身体を投げ出して捨て身のブロック。
サドンデスは、3 on 3のVゴール方式。
セレクトされた選手は、今大会キャプテンとしてチームを鼓舞し、引っ張ってきた浜タクト。そして、サイドからたくさんのチャンスを作り出したソウヤ、そしてFP経験もあり、たくさんのビッグセーブをしてくれていたGKタツヤ。タツヤのセーブがなければ負けた試合もあっただろう。
そして、応援に回ったのは、後ろから激しい守備とコーチングで盛り上げ続けたジュール、オールラウンダーとしていろんなポジションで安定感を発揮し続けた石タクト。小さいながらも闘える選手に成長したソウタ、サイドから数々の精度の高いクロスボールでチャンスを演出させたツキ、身体を張って走り続けたダイナモのタカマサ、同じくセンターでボールをさばき、チームを安定させ続けたタイチ、前線でターゲットマンとして走り、ここぞという時に決めてくれるリョウタ、柔らかいタッチと段々と闘える選手に成長してきているタクミ。
「頑張れよ!絶対勝てるから!」
みんなで声を掛け合い、皆が一つになり、サドンデスがキックオフ。
数的優位を作りながら戦略的に攻め込む。
抜けたと思った瞬間、相手がスライディングカット。そのまま今度は相手が数的優位で攻め込む。
終了のホイッスルはあっという間だった。
一度はクリアしたものの、相手は再度組み立て直し、そのままゴールに押し込んだ。
順々決勝敗退。。。
呆然と立ち尽くす選手。膝から崩れ落ちる選手。
僕らの大会は終了した。
誰のせいでもないが、勝てる相手だった。勝たなければならない相手だった。
しかし、一つ言えるのは、これが今の僕らの実力。
むちゃくちゃ悔しい、、だけど、言い訳はできない。受け入れなければならない敗戦。
自分たちの現在の実力を認識して、ここからまた日本に帰って少しずつ積み上げるしかない。
でも大丈夫。まだまだ13、14歳。いくらでも可能性はある。チャンスはある。
そして、今回のシンガポール遠征で一人一人成長できた部分がたくさんあったはずだ。今まであまり感じたことがない感情も芽生えたはず。
これがサッカーだ。
この経験を大きな糧にしよう。
この決勝のピッチでやって、ユニフォーム着て、トロフィー持って、ここで写真撮る予定だったんだが、、、
まあでも、今抱えてる感情含め、色んな意味で楽しめたシンガポール。選手達も刺激的な時間を過ごしたことでしょう。
さあ、今からホテルに帰って、プールでひと騒ぎして、荷物整理して帰る準備をしましょう。