11月9日(日)、タイリーグ1は各地でリーグ戦第33節を行なった。2017シーズンも今節を含めて残り3試合。優勝はすでにブリーラムユナイテッドに決まってしまっているため、注目はAFCチャンピオンズリーグの予選出場権がかかる2位をめぐる争いだ。首位を走るブリーラムは4-0でBECテロサーサナにホームで完勝。バンコクユナイテッドはアウェーでスパンブリとの対戦、ムアントンユナイテッドはアウェーで山崎健太が所属するウボンUMTと対戦した。
バンコクユナイテッドはアウェーでスパンブリとの対戦、37ゴールを上げ、得点ランキングトップを走るドラガン・ボスコビッチがペナルティーキックを決めアウェーで11位のスパンブリ相手にドローに終わった。
ムアントンはアウェーでウボンUMTとの対戦。古巣への凱旋となったタイ代表のシローチやタイ代表のスター選手達、強力な外国人選手達に注目が集まる中、ここ一番の活躍を魅せたのは山崎健太だった。惜しみない運動量でサイドを駆け上がり、攻守に奮闘。1-1の同点で迎えた54分、センタリングからのボールをワントラップで浮かすと相手を背後に背負った状態からのオーバーヘッド。これが見事にサイドネットに突き刺さり決勝ゴールを決めて見せた。そのあとも最前線から守備の最後列まで走り抜き、2−1の勝利に大きく貢献。ムアントンとしては痛い黒星となった。
タイリーグ1残留を決めたスコータイFCはチョンブリFCをホームに迎えての試合。先制を許したスコータイだったが、味方が獲得したペナルティーキックを片野がしっかりと決めて同点。その後逆転したスコータイは3−1で勝利した。
今月18日に最終節を迎えるタイリーグ1。山崎、片野両選手の活躍、そしてリーグ戦がどういった終幕を迎えるのか目が離せない。