世界一の集客力を誇るサッカーリーグ「ドイツ・ブンデスリーガ」

ドイツのプロサッカーリーグ、ブンデスリーガ※は1部から3部までが完全なプロリーグで構成されており、1部18チーム、2部18チーム、3部20チームの計56チームが属していて観客動員数では世界第1位のプロサッカーリーグです。4部は北部・南 部・西部の3リーグ制、5部は全国を11に分けてのリーグ制のセミプロリーグ、6部からが地域主導のアマチュアリーグとなっています。

ドイツでは2006-2007シーズンから外国人枠を撤廃し、それにともない逆にドイツ人枠という形を設けました。これは、各クラブがドイツ国籍を持つ選手12人と契約し、そのうち6人が各々の地元で育成された選手でなければならないというルールで す。そのため、どのカテゴリーにおいても外国人プレーヤーが全くプレーすることができないリーグはなく、外国籍プレーヤーにはチャンスがあると言えます。

ドイツ・ブンデスリーガのクラブ経営は様々な国々の模範とされており、日本サッカー協会もJリーグ設立にあたりドイツ・ブンデスリーガをモデルとしたことは有名です。アマチュアリーグも6部から11部(各地域により異なり、最大12部ある地域もあ る)まで存在し、4部・5部では賃金を得てプレーする選手が多数となります。

また6部以下でも勝利給や生活の一部を補助してくれるなどの待遇でプレーしている選手も存在しており、そのサッカーレベルは決して低くはありません。育成年代もトップリーグと基本的には同じです。U19、U17は全国リーグのブンデスリーガ、2部のレギオナルリーガ、3部のオーバーリーガまでがドイツサッカー協会管轄、その下に地方サッカー協会管轄で成立しています。

4部や5部のクラブで結果を残せばプロクラブからスカウトされることも多くあります。特に4部にはブンデスリーガ1部クラブのBチームやU23チームが多数所属していますので、上を目指すにはチャンスある環境と言えます。例えばドイツ代表フォワードとして有名であるクローゼ選手の場合は4部~6部のクラブ(ユース含む)を転々とし、3部のカイザースラウテルンBへ移籍、その後トップ昇格で1部へと駆け上がりました。また3部から5部リーグには多くの元プロ選手がいます。その環境下において得るプロ選手としての心得もとても重要でしょう。

基本的にどこのリーグのどのチームにいっても、芝のグラウンドがあり、組織があり、サッカーへの理解があるという文化こそがドイツサッカーの土壌であり、それこそがドイツの人々、世界中のブンデスリーガファンの心を離さないルーツと言えるでしょう。

※本来ブンデスリーガとは連邦リーグの意味で、連邦制を敷く3国(ドイツ、オーストリア、スイス)での全国選手権リーグのことを差し、その中に各国のサッカー・ブンデスリーガが存在します。

ドイツサッカーの歴史

ドイツでは1962-63シーズンまで各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメント(ドイツ・サッカー選手権)で国内チャンピオンを決定していましたが、1963年に全国リーグであるブンデスリーガが創設されました。
1990-1991シーズンまでは旧西ドイツに所属するクラブの参加によって行われてきましたが、1990年のドイツ再統一によって、1991-1992シーズン以降は旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)のクラブも参加する様になりました。 しかし資金力の差などから旧東ドイツに本拠地を置くクラブは下部リーグに所属する事が多く、ブンデスリーガ1部には旧西ドイツ地域のクラブが多く所属しています。
1970年代には、フランツ・ベッケンバウアー、ギュンター・ネッツァーを始めとしたヨーロッパのスター選手が数多く在籍していました。